インカジで使われるオンラインカジノとは

インカジの摘発は2006年から始まり、現在に至るまでずっと続いています。
テレビのニュースなどでもよく取り上げられるので、インカジという言葉を耳にしたことがあるという方も多いと思いますが、インカジの実態についてはよく知らない方がほとんどでしょう。

インカジというのは、インターネットカジノを短くした言葉で、その言葉どおりインターネットのカジノでギャンブルを行います。
ようするにポーカーやブラックジャックなどのカジノゲームを利用したギャンブルです。
インターネットのカジノゲームというと、簡素な作りのシンプルなゲームを想像してしまうと思いますが、インカジで使われているゲームはオンラインカジノという海外では有名なギャンブルのゲームです。

オンラインカジノは有名なサッカークラブのチームがスポンサーになっていたり、上場を果たしていたりと海外では誰もが知るギャンブルです。
インターネット上のギャンブルでありながらも高い安全性とエンターテイメント性を持ち合わせていて、1990年代半ばから現在に至るまで利用者は増え続けています。
オンラインカジノのなによりもの特徴は海外の合法ギャンブルであるということでしょう。

海外政府から運営を認めるライセンスを受けて運営しているので、その安全性は海外政府お墨付きの非常に信頼できるものです。
こうした高い安全性を持っていることにより、オンラインカジノは世界的なギャンブルへと成長することができました。

インカジはこうした世界的なギャンブルを利用していることから、なにも知らないプレイヤーはそのゲームクオリティの高さに、違法ギャンブルとは知らずついつい何度もプレイし、最終的に店の摘発と同時に逮捕されることになってしまいます。

しかし、インカジは違法であってもオンラインカジノの日本国内からの利用は違法行為になりません。
違法ギャンブルを取り締まる法律である賭博罪は、日本国内で行われる公営ギャンブル以外のギャンブルに対して効力を発揮します。
オンラインカジノは海外のギャンブルなので、オンラインカジノを利用したからといって賭博罪で取り締まることはできません。

また、賭博罪はギャンブルが行われる場に、開催者となる胴元とお金を賭ける張り子が揃っていることが前提となります。
オンラインカジノの場合、ギャンブルを提供する運営会社は海外、利用者は日本国内にいるということになりますので、この点においてもオンラインカジノは賭博罪にはあたりません。
こうした賭博罪にはあたらない特殊なギャンブルであることから、オンラインカジノの利用は違法とはなりません。
インカジで使われるオンラインカジノとは

インカジが摘発される理由

オンラインカジノの利用は違法ではありませんが、オンラインカジノを使ったインカジを利用すると違法となります。
同じオンラインカジノを使ったギャンブルでありながら、インカジが摘発されるその理由はインカジが胴元となるからです。
オンラインカジノを用いていても、そのオンラインカジノを客に提供し金銭の受け渡しを行うと、インカジが胴元として賭場を開いたということになります。
そのため、その賭博行為が発覚すると、インカジ側はもちろん、利用者も賭博罪の名において罰せられます。

インカジは形態的にネットカフェを模すことが多く、簡単な個室に置かれたパソコンを用いてオンラインカジノをプレイします。
入金は事前にインカジ側が済ませていて、利用客はゲームに使いたい金額をインカジ側に支払います。
この支払いはポイントを介して行うこともあれば、直接店側に支払うこともあり、そのインカジにより方法が違います。
しかしどこのインカジでも、その利用するための金額は個人としてオンラインカジノを利用するよりもずっと高くなっていて、その通常の利用金額よりも高くなっている分がインカジの利益となっています。

インカジの摘発に伴い利用客として逮捕されてしまうと、利用回数、利用額に応じて単純賭博罪、常習賭博罪のどちらかによって罰せられます。
数回程度までの利用でしたら単純賭博罪となり50万円以下の罰金刑となります。
利用回数や利用額が大きくなると常習賭博罪として罰せられるのですが、常習賭博罪は3年以上5年以下の懲役刑となってしまうので、これまで築き上げた生活をすべて捨てることになってしまいます。

インカジを利用するとこうして法律によって罰せられることになりますので、インカジの利用はなにがあっても避けるようにしましょう。
また、単純にオンラインカジノを楽しみたいのならば個人として利用するようにしましょう。
最近のオンラインカジノの中には日本語対応となっているところも多くあるので、登録から払い出しまでつまづくことなくスムーズに行うことができるでしょう。
インカジが摘発される理由

インカジの摘発事例

インカジノ摘発事例は多くあるのですが、もっとも有名な事例は2006年京都のゴールドラッシュというインカジの摘発です。
このゴールドラッシュの摘発が初のインカジノ摘発となりました。
逮捕されたのは店舗のスタッフ2名と利用客2名の計4名で、店舗スタッフは常習賭博罪、利用客は単純賭博罪として罰せられました。
もちろんですが、この摘発によりゴールドラッシュも閉店しています。

店側が違法行為にあたると考えていなかったのか、ゴールドラッシュでは店の外に看板まで出し利用客を集めていました。
利用していたオンラインカジノはフィリピン政府から認可を受けていた正式なオンラインカジノで、そのオンラインカジノ自体には不正もイカサマもまったくありませんでした。
このゴールドラッシュの摘発を皮切りに、オンラインカジノを使ったインカジは違法ギャンブルであるとして摘発、逮捕が現在に至るまで続いています。
インカジの摘発事例

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